開発のバンク・オブ・イノベーションは予てより「ミトラスフィア」、「幻獣契約クリプトラクト」を開発、運営しており、新作の「メメントモリ」もユーザーからの期待が高かったようだ。事前登録者数は国内外で110万人を突破していた模様。
しかし事前情報からはゲーム性が広く伝わってなかったようで、美麗なグラフィックからリッチな操作性を期待していたのにプレイしてみると放置ゲーだった、と困惑するユーザーの多さも見られながら始まった。とはいえ筆者が実際にプレイをしてみたところ導線がしっかりとしており、とてもプレイしやすい印象だった。
ビジュアルと音楽にスキル全振りしつつも、プレイフィールも悪くない放置ゲー
ゲームをプレイしていてまず目についたところが、イラストが非常によく動くところだった。筆者個人的な感想になるが、もしこれをLive2Dで動かしているのなら今までで見たLive2Dで一番派手に動いているんじゃないかとさえ感じるレベル。
キャラクターの魅力・イラストや設定などメメントモリの世界の魅せ方に力が入っており、特徴的なものの一つとしては、全キャラクターそれぞれに「ラメント」と呼ばれるキャラクターソングのようなものが用意されている事があるだろう。有名コンポーザーや歌い手を起用しているようなので、興味がある方はチェックしてみるのも良さそうだ。
ゲーム性としては一般的な放置ゲーと同じく、ゲームの進行度と放置した時間に応じて経験値やゴールド、装備などが入手出来る。序盤は次々と新要素が開放されていくが、その度にチュートリアルが表示され、遊んでもらうための丁寧な姿勢が垣間見える。
バトルに関してはオートバトルのため、プレイヤーは基本的に干渉しない。高速機能やバトル画面をスキップして結果だけ表示する機能があったり、アイテムを使用して既定の時間分の報酬を受け取ることが出来る等、サクサク遊ぶための時短機能も搭載している。賛否両論あるが放置ゲーなら放置ゲーとして、これくらい振り切ってくれたほうが遊びやすいと言うもの。
キャラクターの育成はレベルを上げて装備更新をしつづけるものの他、装備のレベルをあげることによって戦闘力を上げていくスタイルだ。装備のレベルは付け替えても維持されるため、気軽に装備のレベルを上げていこう。
特徴的なシステムとして、レベルリンクというものがあり、自分の所持キャラLv上位5人でレベルが一番低いキャラクターに合わせて選択したキャラクターのレベルを引き上げてくれるというシステムだ。そのため、新規に手に入れたキャラクターでも即戦力になるありがたいシステムだった。
同じキャラクターを重ね合わせるいわゆる”凸方式”だが、ガチャのほかにも入手方法が用意されているため、時間をかければ無課金でもある程度までは強くなることはできるようだ。
プレイヤーとランキングを競うPvPアリーナもあり、ただ装備を強くするだけでなく、キャラクターやパーティの編成を練る楽しみもありそうだ。
現在、リリース記念キャンペーンを開催しており、ログインするだけで「ダイヤ5000個」、「SRナターシャ」が獲得できるため、公式のおしらせやTwitterを忘れずにチェックしよう。
ちなみにスマホだけでなく、PC（DMM Games）でも遊べるのが非常に好感触。OW2やスプラトゥーンの合間に隣のモニタでちゃちゃっと触って放置できるの、2022年10月というこのタイミングにおいて非常にありがたい。
現時点では賛否両論あるが、突出した音楽とグラフィックによる世界観とホスピタリティの高いユーザーエクスペリエンスの組み合わせは、昨今のハイエンドなマルチプラットフォームのゲームとはまた違った進化を感じられる。応援したい。
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